家族のはなし

帝王切開をなめていた私。出産後に待っていたのは、拷問耐久訓練だった!

ライオンの夫婦

どーも。大雪です。

私は子どもが2人います。2人とも、帝王切開で出産しました。

出産といえば、経腟分娩けいちつぶんべんが最も一般的です。

出産前、妊婦雑誌を買い漁って読んでいましたが、帝王切開に関する記事は少なかったように記憶しています。

そのため、帝王切開について、いろいろ勘違いしたまま1人目をおなかから出し、大変な目にあいました。

そんな、痛くて悲しかった帝王切開の記憶をメインにつづります。

経腟分娩とは、産道を通して膣から赤ちゃんを産むことです。一般的なお産のイメージはこっち。帝王切開は、妊婦の子宮を切開して胎児を取り出す手術のことです。

大雪
大雪
本来なら喜びにあふれているはずの出産後の私の記憶は、痛さ70%、育児の不安15%、人生への不安9%、ボーゼンとした気持ち6%…

間違っていた、帝王切開に対する認識

現在、約20%の妊婦さんが帝王切開で出産しているそうです。

私は若いころに子宮の手術を受けているので、その時点で出産は帝王切開になることが決まっていました。

そして、いざ妊娠。出産に備えようと、雑誌を読みまくりました。

しかし出産の80%を占める経腟分娩に関する情報ばかりで、帝王切開には軽く触れられる程度。

結局、帝王切開のことをイマイチ理解しきれないまま出産することになりました。

つまり、こう思っていたのです。

  • 経腟分娩→陣痛があるし、出産自体も痛くて大変。
  • 帝王切開→パカッと割ってガバッと出すのでラク。

これが壮大な勘違いであることを、わが身で知ることになるのです…。

大雪
大雪
開腹手術なんだから、痛くないわけ無いんですよ。帝王切開って言われるとマイルド感出るの、なんでだろうねぇ。

痛くて驚いた1人目の帝王切開

麻酔をしても手術がツライ

予定日のずいぶん前に、切迫早産で入院になってしまいました。

毎日24時間、ウテメリン(子宮収縮抑制剤)の点滴を受けていたのですが、子宮内の状態が悪いということで、予定日の前に緊急で帝王切開をするハメに。

先生も急いでいたんでしょう。妊婦の不安をサラッとスルーして強行突破です。

大雪
大雪
先生、触られる感覚が残ってるんですけど…!
感覚があっても痛みはないから大丈夫。
大雪
大雪
(大丈夫なわけねぇだろ…!)

あとで調べると、それは脊椎麻酔というものだったようです。痛みは感じませんが、触られている感触は残ります。

確かに痛みはありません。でも手術の感触はしっかり伝わってきます。

これがすごく気持ち悪いんです。ウゥーーッ!となって、ウェーッ!ってなります。

おなかから出た物体を赤ちゃんですよーといわれても、疲労困憊ひろうこんぱいでそれどころでは無いわ(#^ω^)

拷問に耐える訓練ごっこをする

しかも麻酔が切れるとめちゃくちゃ痛い。

寝返りを打つどころではない。10分が1時間に思えるほど、朝が遠い。

拷問に耐える訓練なのだと妄想してがんばることにする(悲しい…)。

痛み止めも効いているのかわからない。とにかく痛い。

脂汗で入院着とシーツがじっとり濡れて不快度は増していく。水も飲めない。

地獄か。

大雪
大雪
なにこれ!こんなの聞いてないけど!なにこれ!(パニック)

痛くても赤子の世話で休みなし

しかし、私は母親になったのです。痛かろうが疲れていようがそんなの関係ねぇ。

次の日から赤ん坊の面倒を見ないといけません。

母乳育児推奨の病院だったので、切ったおなかを曲げて赤ん坊を抱きかかえ、おっぱいをあげます。

体を起こすのも汗をかきかき、うめきながら行うので、さらに体力爆下げ。

おっぱいの出も悪くて、踏んだり蹴ったりです。おむつも替えなきゃならないし…。

とにかく「痛い」で頭はいっぱいです。自分の子が可愛いという気持ちも湧いてきません。

自分が世話しなきゃ死んでしまう!という義務感で動きます。

さらに昼間は義母がお見舞いでずっといてくれます。ありがたいことです。

産まれたばかりの赤ん坊は夜起きて昼間寝るので、私が休めるのは昼間だけですが、休めません。

傷口が痛くても体を起こして義母の相手をしないといけないので、寝ることが出来ません。

これも拷問の訓練だと(以下省略)。

1人目はとにかく痛かった

私は1週間以上、痛くて仕方なかったです。

私が痛みに弱いせいもあるでしょうが、こんなことなら…こんなことなら…どうしようもないか…(-_-;)

ちなみに、1人目は低出生体重児でした。

そのため、帝王切開だけなら10日から2週間で退院できるはずが、出産後、退院まで1か月かかりました。

暇だし、同室のお母さんとクーラーの温度で戦いがあるしで、1人目の出産はいい思い出がありません。

1,500g以上、2,500g以下で生まれた赤ちゃんを、低出生体重児といいます。私の赤ちゃんは2,000gありませんでした。めっちゃ小さかった…。

参考サイト:未熟児と低体重児・早産児の違い/スモールベイビー.com



麻酔の選択で大失敗した2人目の帝王切開

硬膜外麻酔を断る失敗

病院は同じでしたが、2人目の時は違う先生でした。

1人目の手術と術後がとてもつらかったと伝えると、背中から入れる麻酔を提案されました。

それが硬膜外麻酔です。

術後も、背中のチューブから持続的に麻酔を投与して、痛みを緩和できるというスグレもの。

ですが、副作用で頭痛がすると風のうわさで聞いた私は怖気づき、術後の使用を断ってしまったのです。

その時の私を助走をつけて殴りたい。

その後、別の手術(後述)で硬膜外麻酔をしてもらいましたが、頭痛は起こりませんでした。自分のバーカ。

帝王切開の麻酔に関するQ&Aがこちらにまとまっています。
参考サイト:帝王切開の麻酔Q&A/日本産科麻酔学会/日本産科麻酔学会

2度目の拷問に耐える訓練ごっこ

手術の麻酔が切れた後は、1人目の経験があったので心構えがあり、少しラク…じゃない。

やっぱりすごく痛い。

しかも手術後の夜、血栓防止のためだかで、両足に変な機械を付けられて足を動かすことも出来なくなりました。

またも拷問ごっこをするハメに。

でも今回は手術自体の麻酔はちゃんと効いていたので、出産はすごくラクでした。

切られている感触もないし、いつ始まって終わったのかわかりません。

看護師さんの「赤ちゃんですよー」も、「はいはい、赤ちゃん赤ちゃん。」と思う余裕がありました。

大雪
大雪
以上、痛みのコントロールに失敗した、大雪の体験談でした。



痛くない帝王切開もある!

お医者さんに相談して希望を伝える

さんざん痛いと言ってきましたが、痛くない、あるいは痛みの少ない方法で帝王切開を受けることはもちろん出来ます!

私の場合、1度目は緊急帝王切開、2度目は自分自身の選択の失敗が、拷問訓練を招きました。

ですので、事前に担当の先生に相談して、痛みのコントロールについて話し合っておくと良いと思います。

なお、脊椎も硬膜も麻酔は背中からするので、ちょっと怖いけど我慢します。大人だから。

大雪
大雪
緊張するけど、麻酔処置の痛みはあまり感じなかったですよ。

医療の力にたよる

その後、最後の出産から約10年後、何度目かの開腹手術を受けました。

その時、術後も硬膜外麻酔を続けてみましたが、これがめちゃくちゃ楽!でした。医学の進歩って素晴らしい!°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°

さすがに術後初日はつらかったですが、それでも段違いでラクでした。

痛みによるストレスが軽くなります。天国と地獄くらい違います(真顔)。

これなら赤ちゃんの世話もしやすいはず。

医療の力で避けられる痛みなら、避けちゃいましょう!

大雪
大雪
背中からのチューブが邪魔なんですよねー。そこがマイナスポイント。



帝王切開をなめていた私。出産後に待っていたのは、拷問耐久訓練だった!:まとめ

さんざんイタイイタイわめいてすみません。これらは10数年前のお話です。

最近はその時よりも、妊婦さんに寄り添った出産が浸透してきた印象があります。

お医者さんだけではなく、助産師さんも相談に乗ってくれるので、よくお話しておくと良いかもしれません。

お産は自然に、医療の介入は最小限に…という考え方もありますが、問題が発生した場合、母子の安全のために、緊急で帝王切開になる可能性は誰にでもあります。

予定になくても、可能性として考えておいた方が良いと思います。

私は、「赤ちゃんが無事ならいいや」と思っていたので、帝王切開での出産に不満はありませんでした。

でもこんなに術後が大変だとは夢にも思っていなかった…。

やはりもう少しリアルな情報が欲しかったな、というのが終わってからの感想です。

 

方法がなんであれ、出産は個人のものです。

私のケースが全て当てはまる妊婦さんは1人としていないはずですが、情報の1つとしてお納めください。

それでは!

大雪
大雪
1人目の麻酔からやり直したい、大雪がお伝えしました。