どうも。大雪です。
さて今回は、私が生まれて初めてアパートを借りたときの失敗談です。
若い頃、実家を離れてアパートの一室を借り、数年間一人暮らしをしました。
アパートを借りるとき、私はなんの予備知識も無く不動産屋のドアをくぐったのです。
憧れの一人暮らしです。私は見事に浮かれて舞い上がっていました。
私が初めての賃貸でやってしまった大きな失敗は5つあります。それぞれ解説していきます。
手取り月収に対して家賃が高すぎる
一般的に、適正な家賃は手取り収入の3割と言われていますが、それはあくまで上限。
一人暮らしは意外とお金がかかります。上限の家賃を払ってしまうと、貯金もままならなくなるでしょう。
そんな私は、手取り収入3割の上限をぶち破った部屋を借りました。
世間知らずのうら若き乙女だった私は、生活費がこんなにかかるとは思っていなかったのです…。
など、理想ばかり追いかけて身を滅ぼしかけました。
物件に対する要望を具体的に考えるのは大事ですが、優先順位をつけてほどほどにしておくべきでした。
私の場合、最優先は駅チカ。次がトイレとお風呂別。部屋は狭くてもよかったです。
どうせ若いうちは家にいる時間の方が少ないんだし、いま考えるとワンルームで十分でした。

窓を開けるのが怖いので包丁を出す
その部屋の窓は二つありました。一つはベランダ。もう一つがアパートの通路側に面している窓でした。
窓は二つとも開けないと風が通りませんよね。
でも誰が通るかわからない通路側の窓を開けるというのは、女の子の一人暮らしではリスクが大きいです。
北海道は普通、クーラーは付いていません。でも夏、暑いもんは暑いんです。
しのげるうちは扇風機で何とかしましたが、その内ガマンの限界がきます。
結局、窓は開けました。
とはいえ室内では、年頃の娘がタンクトップとパンツ一丁でウロウロしているのですから、いろいろ危ない。
ではどうしたか。
自分は危険な人物であるというアピールをしました。
包丁を手元に置き、時々窓から外に突き出してギラギラさせたのです。
そのおかげでしょうか。窓から侵入してくる人に出会うことはありませんでした。
あの頃アパートの住人の方たちは、時折窓から突き出る包丁に気がついていたでしょうか。
アピールっていうか、本物の危ない人です。
よく通報されなかったと思います。本当に申し訳ありませんでした。必死でした。
シャワーのお湯が出ない
これは入居してみないと分からないと思う。
30秒位お湯で、そのあと水になるんです。管理会社に連絡してみたけど、「あーそーですか」で終わりました。
私もそれ以上対応するのが面倒だったので、そのままシャワーは飾りとなりました。
髪を洗う時は風呂桶でお湯を頭にかけるよりシャワーの方が楽だ、ということがよくわかった数年間でした。
退去するときチェックに来た人に伝えましたが、「あーそーですか」という感じであまり反応が良くなかったので、その後も水専用シャワーのままかもしれません。
インターネット選びをまるごとサポート!【光コラボ比較ナビ】
灯油のポリタンクを自分で3階まで運ぶ
さて、最も後悔した失敗がコレです。
私の居住地は北海道なので、冬暖房は灯油の使用が必須です。
普通の家でメインの暖房に使う灯油は、量も多いので宅配してもらうことがほとんどです。各家庭にはオイルタンク(灯油タンク)が庭に設置してあります。
私が借りたアパートの場合、各玄関の前にそれより小さい灯油タンク が据え付けられていました。これに灯油屋さんに頼んで灯油を補充してもらえばいいのです。
それが、できなかったんですねー。
3階だったので、タンクローリーのホースが届かなかったんです。衝撃ですよ。まさか灯油を入れてもらえないなんて思っていませんでした。灯油が無ければ冬を越せない…。
仕方ないので、近くのガソリンスタンドで灯油をポリタンクに入れソリで運び、3階まで階段で上げ、タンクに補充しました。
ポリタンク18Lだから。灯油だと14.4kg。これを一回に2~3本。
年頃の娘が!コートを灯油まみれにして!鬼の形相で肉体労働!
すでに修行です・゜・(ノД`)・゜・
退去する時、家賃の支払いを止めるのを忘れる
アパートの部屋を引き払った翌月、通帳を見ると家賃がまだ引き落とされています。
家賃の支払い方法が自動引き落としで、解約するのを忘れていたため、引っ越した後も自動で不動産屋に振り込まれていたんです。
あわてて自動引き落としを解約し、不動産屋に電話すると「そちらのミスなんで返せませんねー」と言われました。
乙女だった私は、「そうか、そうだよね。自分が悪いんだもんね」と諦めました(いまならガンガン言ってやるけど)。
しかし、そこで現在夫のお母さんが登場。不動産屋に電話を入れて、無事お金を返してもらうことが出来ました。強い。
不動産屋は入居時はいろいろ手続きを教えてくれますが、退去時は自分たちにとって必要なこと以外は教えてくれないので、自分でしっかり確認しましょう。
初めての賃貸選びで大失敗!窓から包丁を突き出すハメに!?入居後気づいた5つのポイント:まとめ
ということで、これから部屋を借りる人に以下のアドバイスを送ります。
- 家賃は出来るだけ抑える
- 窓の位置、通気を確認する。
- 給湯器など設備の故障を確認した場合の対応について事前に確認する。
- 灯油の補給方法は事前に確認する。
- 自分で手続きしないと、退去しても家賃が引かれ続ける場合があるから注意する。
