ど-も。大雪です。
先日親戚の葬儀がありました。
コロナ禍だったので不参加のつもりでしたけど、長老会の意思により参加することに。
さすがに参加者数は少な目でしたが、思ったよりもヤバかったです。
持参のアルコールをみんなにかけて、感染症対策について説明してくれた叔母さんも、マスクを取っておしゃべりしながら会食です。
しかも私のお向かいです。
お隣同士席をあけても、直線で対面してたら意味無いのでは?!(しかも距離近)
なぜ……(白目)。
今回亡くなったのは、夫の父(私の義父)のお兄さん。喪主は奥さんでした。
実はその奥さんと義父たち親族は過去にいろいろありまして、以前から少し距離があったんです。
亡くなったお兄さんは控えめな方に見えましたが、奥さんは派手で物言いも強め。若い頃はきつめの美人だったろうと思います。
過去の話は相当酷いもので、奥さんを擁護するのは難しい内容です。
微妙な空気ただよう一族の中で、しかしそれを意に介さずグイグイ前に出てくるその女性を、私はずっと「魔女みたいだな」と思ってみていました(失礼)。
そのパワーあふれる奥さんが、衰えていました。
今回の葬儀で久々にお目にかかったのですが、どうもおかしい。
往年の切れがない(大雪の夫談)。
冠婚葬祭を張り切って取り仕切るあの奥さんが、自分の夫の棺から離れた場所で、ぼんやりと立っているだけです。
周囲に促されるまで動かず呆けたようにしている奥さんは、もう魔女ではありませんでした。
パワフルだった奥さんが、魔女から人生を終えようとしている老婆に変化したと分かった時、私の頭に浮かんだのは「次は自分だなー」という感想でした。
世代交代です。順番が回ってくる。
感染症対策を周囲に促しながら、唾を飛ばしておしゃべりする叔母を笑った私も、もっと若い誰かに笑われる日が来る。
わたしが「魔女みたい」だと思った時の奥さんの年齢まで、もう少しです。
近い将来、後から来た人たちに「あの人魔女みたいだな」と思われるんだろうね。