マイホーム建てたいなーとお考え中の皆さん、こんにちは。大雪です。
住居の購入となると、マンションか戸建てか、新築
か中古か、となりますが、我が家はその中でもあまりコスパがよろしくないとウワサの新築注文住宅です。
たしかにお金はかかります。ですがその分、一番ワクワクするのが注文住宅です。
今回は、注文住宅を建てる時に気が付いたことなどを反省も踏まえてご紹介します。
マイホームを建てるなんて人生の中で何回もあることではありません。
設計から自由にできる注文住宅を建てた経験者からのアドバイスを、ぜひ参考にして下さい。
注文住宅を選んだ理由
新築注文住宅が前提だった
実は、以下の理由から、最初から注文住宅しか考えていませんでした。
- 夫婦双方とも戸建て住宅で育ちでマンションのイメージが無い
- 夫が二世帯住宅で親と同居する希望を持っていた
- 夫の実家の土地に二世帯住宅を建てられる土地面積があった
二世帯住宅希望で土地があるならば、建ててしまった方が話が早いです。
しかし家を建てるとなれば大ごとです。
結婚してすぐに、という話にはならず、しばらくは中古戸建てのボロ屋で暮らしていました。
きっかけは子どもの誕生
ですが長男が生まれると、「こんなボロ屋ではかわいそうだ」ということで、家を建てる話が持ち上がりました。
初めての子ども、孫の誕生で、みんな浮足立っていました。マジで。
コスパなんて誰も考えません。嫁の私は赤ん坊を抱く笑う背景です。
勢いは大事だけど、みんなはもう少し冷静に、ね。お金すごいかかるからね。(先輩からのアドバイス)。
家を注文する前に
1.住宅工法の基礎知識は持っておく
なぜかというと、各社で工法が違い、それぞれメリットとデメリットがあるからです。
全く何も知らない状態だと、住宅展示場に行っても外側だけを見て帰って来ることになります。
日本の住宅工法は種類が多く、大ざっぱに分けるとこうなります。我が家は木造軸組工法でした。
- 木造軸組工法
在来工法とも言われます。木のぬくもりを感じられる住宅です。 - ツーバイフォー工法
北米で主流の工法です。2インチ×4インチの部材を使用することから、ツーバイフォーと呼ばれます。 - プレハブ工法
木質系、鉄骨系、ユニット系、コンクリート系など各種あります。 - RC(鉄筋コンクリート)工法
その名の通り、鉄筋を組んでコンクリートを流し込んでいく工法。頑丈ですが、一般的な住宅の工法では1番価格が高くなります。
詳しく知る必要はありません。ネットでも雑誌でもいいので、ざっと一通り目を通しておくといいです。
その後の建築会社の絞り込みや、打ち合わせで質問をするとき等に役に立ちます。
2.住宅展示場の家はあくまで宣伝用の広告
住宅展示場に何度か通ってわかったことは、展示場に建っているモデルハウスはあくまで見本だということです。
デザイン性や見栄えを重視しており、現実に人が暮らすには不便な仕様も見受けられました。
また、予算的に、一般的な金額では無理な内装なども施されています。
中には、実際に建てたらそうなる”ちゃんとした見本の家(?)”を用意している建築会社もありますが、総じて地味なのでスルーされがちです。
人間も、パリコレのモデルとその辺のおばさんでは同じ人類でもちょっと違うでしょ。そんな感じ。
住宅展示場のモデルルームは、あくまで参考にする程度にしておきましょう。
3.営業担当者の熱意に負けない
結局3社で見積もりをお願いし、建築会社はその中から選びました。
相当高い買い物ですが、結局決め手となったのは、値段でも品質でもありません。営業担当者の熱意や相性でした。
住宅展示場で初めてお話した後すぐ、手書きで手紙をくれました。
最初の図面を作るとき、他の建築会社担当者が、「ダメですねー」「それは無理です」という中、その人はなんとかこちらの希望をかなえようと動いてくれたり。
銀行でローンを組む時も頑張ってくれました。
そういうの、年配の親世代には火の玉ストレートくらいの威力がありました。
我が家としては結果オーライでしたが、もっとクールに判断しても良かったのかも、と今は思います。あちらも商売なのでね……。
建築前の打ち合わせで気を付けること
4.希望は全部伝える
まず、ピアノや水槽など、重量のあるものを置きたい場合は、必ず伝えたほうがいいです。
ほかにも無理と思っても、希望は打ち合わせの時に、とにかく全部伝えましょう。
地下室!シアタールーム!屋上!広いベランダ!エレベーター!
そうして出した希望の中から、打ち合わせを重ねるごとに自然と優先順位がついて、落ち着いた設計図が出来上がるのです。
大丈夫です。なにせ予算という絶対的な数字と建築基準法がありますから。
でも希望を伝えると、設計の担当者の方が、出来るだけの提案をしてくれます。
あとの後悔を少なくするためにも、しっかり話し合いましょう。
5.建てたい家のイメージをしっかり持つ
設計の時は部屋数など数字で伝えやすいですが、難しかったのがインテリア系でした。
注文住宅ですので、壁紙からタイルの色まで予算の範囲内で自由です。
外壁だけでも相当な種類があるので、決めるまでずいぶん時間がかかりました。
そこでイメージすら伝えず、「素人だからわからない。あなたが決めて」とインテリア担当者に丸投げする人がいますが、それでは注文住宅の意味がありません。
自分が住む家なのですから、自分で責任を持って考えましょう。
せっかく注文住宅を建てるんですから、カラーリングなどの具体的なイメージはある程度考えておいたほうが良いです。
6.ローンは借りられる金額ではなく返せる金額を借りる

営業担当者が頑張ってくれた住宅ローン。
なにを頑張ったかというと、我が家が借りられる最大値の融資を引き出してくれちゃったことです。
我が家は大手のハウスメーカーに建築を依頼しましたので、ぶっちゃけ割高です。
その分、標準設備のグレードが高かったり、標準では付かない設備をサービスで付けてもらったり、グレードを上げてもらったりと良いこともありました。
でもあとの返済が大変だから_:(´ཀ`」∠):_
一生に一度という言葉に惑わされてはいけません。
将来の人生設計もよく考えて、余裕をもって返済できる金額を借りるようにしましょう。
支払キツくなったら、売却して引っ越そうとかムリですよ。
二束三文で買い叩かれて、残ったローンと新しく発生した家賃の二重苦に苦しむ未来が見える!その辺はシビアに計算して下さい。
夢と希望だけでは生きていけないのです(真顔)。
7.予算配分はメリハリをつける

その大事なお金は有効に使いましょう。
先ほどの話と矛盾するようですが、ケチって標準仕様のみで押さえようとし過ぎると、完成したのは割高な建売住宅という残念なことになります。
せっかく自分の要望を出せるんですから、優先順位を付けて、出来るだけ自分の希望に近づけるよう考えましょう。
着工から4か月で完成

大工さんは3人。親方がお父さんの親子で、見学に行くと、たまに息子の大工さんが怒られていました ( ´∀` )
釘や建材が散乱しているかと思っていましたが、最近の建築現場はきれいに清掃されていて、管理もしっかりしていました。
最後に、残った建材で大工さんが小さなテーブルを作ってくれました。
引き渡し後の引っ越し当日、当時2歳になるチョコ(大雪家の初代犬)が壁をガリガリして,さっそく思い出を作ってくれました。

あせらなくて済んだのは、ひとえに賃貸ではなく自分の持ち物だからです。よかった、買った家で (´;ω;`)ウッ…

注文住宅を理想のマイホームに近づけるための7つの注意点【体験談】:まとめ

お値段お高めの新築注文住宅ですが、家を建てるまでの期間はとっても楽しかったです。
間取り、壁紙、床材、ほぼすべてを自分の思い通りに作ることが出来ます。
しかも完成するまで、それが上手くいっているのか分からないというドキドキ感も面白かったです。
でも予算の関係や、希望をうまく伝えられなくて失敗したこともあります(ベランダ欲しかった…)。
そういった意味でも、家を建てるときのキモは、着工前の打ち合わせにあると言って過言ではありません。
一生を過ごすかもしれない大事な家づくり、みなさんも素敵なマイホームを実現してください。
マイホームの建築は情報収集から
家を建てよう!と考えたならば、まずはハウスメーカーからカタログを取り寄せて比較してみましょう。
最初はどこも同じに見えますが、じっくり比較・検討すると好みのデザインや工法がわかるようになってきます。
住宅展示場でやり手の営業マンの方に流されないためにも、自宅で腰を据えて自分の希望や好みをはっきりさせておくのがベストです。
カタログの取り寄せは、持ち家計画が便利です。一回の入力で複数のハウスメーカーからカタログを取り寄せることが出来ます。
もちろん無料ですし、営業の心配もありません(直接メーカーから送ってもらうと電話がきたりする…)。
家を建てるのは時間がかかる作業です。しかも一生に一度。
早めにカタログを取り寄せて、後悔の少ないようにじっくり検討することをおすすめします。
家を建てる時は地域の特性も考えよう!

私が初めてアパートの部屋を借りた時のへっぽこ失敗談


