- 喪中見舞いが何なのかわからない
- 親しい友人への喪中見舞いを他の人がどうしているのか知りたい
- どんな喪中見舞いを出せばいいのかわからない
11月中旬ころ、小学校時代の友人から喪中はがきが届きました。
亡くなったのは友人の弟さん。私自身も、小学校に一緒に通学したり遊んだりしていたので、とても驚きました。
そこで喪中見舞いを送ろうといろいろ調べてみましたが、喪中見舞いを出すまで数日試行錯誤することに。
ネットにある喪中見舞いの例文が、あまり親交のない親せきなどが対象の、儀礼的なものばかりだったからです。
そこで、親しい友人に送る例文や、品物を贈るかどうか迷っている方のために、私の喪中見舞いをご紹介します。
一般的な例文ではなく、実際に送った例文と贈った品物の紹介です。ご参考にどうぞ。
喪中見舞いとは
一般的に、11月~12月上旬ころに届く喪中はがきへの対応です。
喪中はがきが届いた場合、通常は年賀状を出さないか、年が明けてから寒中見舞いを出します。
しかし、すぐに追悼の気持ちを伝えたい場合などに、喪中見舞いとして、はがきや手紙、品物を贈ります。
最近始まった慣習のようで、私も今回初めて知りました。
私の場合、亡くなった方も直接の知人であり、寒中見舞いの時期まで待つと時間が空きすぎると考えたため、喪中見舞いを出すことにしました。
喪中見舞いはハガキで
喪中見舞いは一般的にハガキで送ります。
その時使用する切手については、弔事用切手を使用して良い・悪いどちらの説も見ました。
まだ新しい習慣なので、きっちりした定説はないようです。
個人的には「弔辞用切手で問題ないのでは?」と思います。
心配なら普通切手を使えば良いでしょう。
ちなみに私は一緒にお菓子を贈ったので、喪中見舞いはお手紙として同封しました。
一般的な喪中見舞い例文
- 通常紹介される喪中見舞いの例文一例
喪中御見舞い申し上げます。
ご訃報に接し、心からお悔やみ申し上げます。
少しも存じ上げず、大変失礼いたしました。
服喪中と存じ、年頭の挨拶は控えさせていただきます。
お体を大切に、新年をお迎えください。
令和〇年〇月〇日
○○ ○○
ネットで検索してみるとたくさん例文が出てきますが、上記のようにどれも親しい友人に送るには文章が堅すぎて他人行儀です。
その分、相手を選ばず使えるので、困ったら一般的な例文を使えば間違いないと思います。
しかし今回は子どもの頃一緒に遊んだこともある相手です。私はもう少しおくやみの気持ちを伝えたいと考えました。
そこでなんとか書いた喪中見舞いの文章が以下の文章です。
友人に宛てた喪中見舞い例文
はがきが届いて本当に驚きました。
遅ればせながら、謹んでご冥福をお祈り申し上げます。
一緒に通学していた小学校の時が思い起こされて、信じられない思いです。
まさか自分より若い〇〇ちゃんが亡くなるなんて…。
心ばかりのものですが、お菓子を贈らせていただきます。
どうぞ〇〇ちゃんにお供えいただければ幸いです。お返しなどはお気遣いくださいませんように。
時節柄、ご家族みなさま、どうぞお体を大切にお過ごしください。
令和〇年〇月〇日 大雪
〇〇〇〇様
(隅のほうに、2~3行サラリと近況報告。)
普段かしこまった文章など書かないものですから、大変悩みました。
ちなみに上の私が書いた喪中見舞いで失敗したと思う点が2つあります。
- 最初に「喪中見舞い申し上げます」と書けばよかった
- 「亡くなった」という言葉を別の表現にすればよかった
最後に書き込んだ近況は、いただいた喪中はがきに友人のお子さんの近況が隅に書き込んであったので、それにならいました。
内容は「子どもたちも〇年生になりました。」的な、あっさりしたものです。
白の和紙風の便箋に手書きで書き、一重の封筒に入れてお菓子と一緒に送りました。
わからなければ一般的な例文が無難
あまり親しくない親せきなどに社交辞令として贈る場合は、たくさんある例文を参考に、名前を差し替える程度が無難だと思います。
「元気を出してね。」と書いて絶縁されたケースもあるそうです。
繊細な心情が絡む問題なので、悩んだら形式通りの文章を選ぶと良いと思います。
喪中見舞いに選んだ品はお菓子の詰め合わせ
喪中見舞いでハガキやお手紙と一緒に品物を贈る場合、代表的なものは、高級なお線香やろうそくです。
お花やギフト券を贈ることもありますが、お花は友人がすぐに実家へ持って行かねばならず、ギフト券はほぼお金なので、お返しの負担感が強いかなと考えやめました。
結局、友人にはまだ小さいお子さんがいるので、お菓子の詰め合わせにすることに。
贈るお菓子は相手があまり負担を感じないように、値段が二千数百円ほどの商品を選びました。
供物としてお供えしていただいた後、ご家族でおいしく食べていただければ一石二鳥。
喪中見舞いの「のし」はどうしたか
ネットで注文すると手書きの手紙は添えられないので、直接店舗で商品を選び、手紙を渡して一緒に発送してもらいました。
メッセージカードなら対応しているショップもあったのですが、私の手紙は少し長かったので入りませんでした。短い文章ならネットショップで十分だと思います。
熨斗は、店舗で「喪中見舞い」が無かったので、「供物」を付けてもらいました。
「喪中見舞い」が選べなければ、お供え物ということで、「御供」・「御供物」で良いかなと思います。仏式・神式・キリスト教式いずれもOKだそうです。
贈り物のお返し問題
私は基本的に、贈り物をしたときにお返しはいらないと思っています。そのため上の例文でも、お返し不要の文章を入れました。
ですがお返しするのは絶対当然、という考えの方もいらっしゃいます。
相手にお返しの手間を掛けさせるのがイヤなので、そういう場合は品物は贈らず、ハガキで済ませるつもりです。
【喪中見舞い例文】友人への堅苦しくない喪中見舞いの贈り方:まとめ
以上が私が悩みながら出した、堅苦しくない喪中見舞いです。
でもこれで良かったのか自信はありません。
亡くなった方やご遺族との関係性などで変わってくるので、正解はないと思います。参考としてご覧ください。
また喪中見舞い自体、最近始まったものです。どうしたら良いか迷うような場合は、
- 一般的な例文でハガキを出す
- いままで通り寒中見舞いで対応
といった方法が良いと思います。